1日の理想的な睡眠時間は何時間?


1日の理想的な睡眠時間はどれくらい?

必要睡眠時間は年齢により変動します。1歳から3歳は13時間、4歳から6歳は12時間、7歳から12歳は10時間、13歳から18歳は8時間です。それ以上の年齢では、高齢者も含めて7時間から9時間が理想の睡眠時間となります。

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これは、脳の疲労感を取り除くまでの時間、体に負担がかからない時間などから算出されています。つまり平均値に過ぎないため、1日の理想的な睡眠時間は存在するようで存在しないのです。

世の中には、ショートスリーパーやロングスリーパー、バリュアブルスリーパーがいます。バリュアブルスリーパーとは、前述した平均的な睡眠時間を毎日とっている人のことです。ショートスリーパーになると、1日の睡眠時間は3時間から6時間で十分なのです。極端な人は、4時間眠っただけでも、睡眠による疲労感が生じます。反対にロングスリーパーならば、9時間以上の睡眠をとらないと疲れや眠気が残ってしまうのです。

つまり本人にとって最も適している睡眠時間こそが、1日の理想的な睡眠時間となります。調べ方は、レム睡眠とノンレム睡眠の周期を把握することから始まります。

レム睡眠とは浅い眠りのこと、ノンレム睡眠とは深い眠りのことです。布団に入った瞬間は、誰でもレム睡眠から始まります。ところが睡眠障害やロングスリーパーの人は、ノンレム睡眠に突入するまでの時間が長いのです。ショートスリーパーの人は、ノンレム睡眠突入までの時間が短く、滞在時間が長くなります。睡眠時間が短くとも、爆睡状態が長ければ、そのぶん脳や体の回復は早まります。

このレム睡眠とノンレム睡眠ですが、周期は約90分です。レム睡眠がスタートしてから45分経過すると、ノンレム睡眠の中でも最も深い眠りにつきます。そこから45分経つと、浅い眠りのレム睡眠へと切り替わります。睡眠とは、この繰り返しです。要は、90分ごとにやってくるレム睡眠時に起床すると、目覚め心地が抜群となります。

参考までに時間をご紹介すると、入眠から3時間後、4時間30分後、6時間後、7時間30分後、9時間後の時点が起きるべきタイミングです。ネットや本で理想の睡眠時間が8時間と書いてあったからそうしているのに、日中とても眠いという方はレム睡眠時ではなくノンレム睡眠の時に起きてしまっている可能性が高いです。入眠してから8時間後となれば、レム睡眠突入から30分も過ぎてしまっています。

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この睡眠リズムを活用すると、自分だけの理想的な睡眠時間が分かります。人間全員が同じ地域で同じ生活を送っているわけではないのですから、自分だけに必要な睡眠時間を見つけましょう。


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