睡眠薬の種類と副作用の危険性


睡眠薬は効果の持続時間により、超短時間型・短時間型・中時間型・長時間型の4種類に分類されます。

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睡眠薬の種類と副作用の危険性について

10年後の未来であったり、明日の仕事のことを考えれば、不安感や焦りが生じます。寝る直前の考え事は、快眠を遠ざけ寝付きを悪くします。ところが1度入眠してしまうと、意識は夢の中ですので、問題なく朝を迎えられるかもしれません。
こうした眠り始める前後、入眠からの1・2時間に発生する不眠症状を、超短時間型や短時間型の睡眠薬が解決してくれます。超短時間型の睡眠薬には、ハルシオンがあります。

ベンゾジアゼピン系に該当するハルシオン。その特徴は、効果が現れるまでの即効性です。服用後10分もすれば、睡魔が襲ってきます。考えられる副作用は、アルコール依存症や鬱病患者に多く見られる離脱症状です。服用を継続させると耐性が出来上がってしまい、いつの間にか規定量をオーバーして服用するようになります。そうすると薬の作用が切れた時に手の震えなどが始まるのです。

次にリスミーやレンドルミンなどの短時間型についてです。どちらもハルシオンと同じく、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。規定量を守って服用すれば、リスミーの副作用は基本的に起こりません。問題はレンドルミンなのですが、薬の持ち越し時間が8時間ほど続くため、起床後にも眠気を感じるかもしれません。1・2時間の仮眠を行う時には、服用しない方が良いでしょう。飲んだタイミング次第では、目覚めてからも頭がモヤモヤとします。

中時間型や長時間型というのは、眠り始めてから頻繁に目覚めてしまう人に処方される睡眠薬です。排尿や多夢、騒音、一定して眠りが浅いなど、起きてしまう理由は様々です。

中時間型の睡眠薬はベンザリン、長時間型はドラールが挙げられます。最大の副作用は、持続時間の長さです。中時間型に分類されるベンザリンであっても、睡眠効果が24時間以上続きます。ドラールに至っては、35時間を超えてきます。体内分解機能や排泄スピードにも持ち越し時間は影響を受けますが、20時間を超えるとなれば日中の行動に危険性が生じるかもしれません。

このように睡眠薬における副作用とは、主に眠気の持続に起因しています。種類が超短時間型や短時間型だとしても、腎臓機能が著しく低下している状態で服用すれば、予想よりも持ち越し時間が長くなるケースも想定できます。
飲み過ぎない限り命の危険性はありませんが、服用する時は必ず医師に相談しましょう。その指導の下で、適した量を服用してください。


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