眠りを促す薬としては、睡眠薬がとても有名です。睡眠薬には、バルビツール酸系やベンゾジアゼピン系、メラトニン受容体作動薬などいくつかの種類があります。
医師から処方される薬となりますので、睡眠障害で悩まされている人でも自然と眠りにつくことができます。ただし、主治医と相談してから服用しなければ、副作用が現れるリスクもあるため、安全な薬とは言い切れません。
睡眠改善薬とサプリの効き目と安全性について
効き目は落ちますが、安全性を重視するならば睡眠改善薬とサプリが良いでしょう。睡眠改善薬とは、大手製薬メーカーから発売されている、不眠症向けの緩和薬です。睡眠薬ではありませんので、薬局や薬店で気軽に購入できます。
効き目についてですが、今までに花粉症薬や風邪薬を飲んだことがありませんか?食後に飲むと、いつも以上に眠いと感じるようになります。この時と同じ作用を睡眠改善薬はもたらしてくれるのです。
正確には、脳を覚醒させてしまう物質・ヒスタミンを抑制することで、寝付きの悪さや浅い眠りを取り払います。ただし何度も服用すれば、脳に耐性ができてしまいますので、効果が弱まります。
また睡眠改善薬は短期不眠症で悩んでいる人向けの商品です。例えば重要な会議が明日あるから眠れない、時差ボケで眠いけれど寝付けない、昼夜勤務の切り替わりタイミングといった日に効果的な薬です。睡眠障害が1週間以上続いているのなら、根本的な改善には期待できません。
睡眠改善薬の安全性及び副作用ですが、製薬メーカーの発表した統計データによると、服用者の5%前後は何かしらの副作用が生じています。起床後の頭痛や日中の眠気、多夢などです。
そもそも商品の注意事項では、妊娠中やその可能性がある人、15歳未満は服用しないでくださいと書かれています。睡眠薬よりも安全性は低いですが、リスクの全くない商品ではありません。
ネットショップやドラッグストアで購入できる睡眠サプリ、効き目は睡眠改善薬よりも落ちます。葉レリアンやテアニン、ラフマ、トリプトファン、クロセチン、ギャバなどが含有されており、脳の活動を鎮静化する働きにより快眠を促してくれます。商品によっては、リラックス効果のある天然植物ハーブが配合されている商品も存在します。
健康食品会社や製薬メーカーから発売されているサプリなら、基本的に副作用は生じないと考えて構いません。しかし、確実に眠気を得られる商品とは言い切れませんので、効果が低いから安全性は高いと判断できます。
睡眠改善薬は服用後30分ほどで眠くなり始め、3時間後が眠気のピークとなります。サプリの場合は、吸収までにやや時間がかかりますので、効果が現れるまでに3時間は必要です。
睡眠のおすすめ資格
formieの睡眠コンサルタントは初心者向けに網羅された内容をスマホで学習できるので、初めて睡眠について学ぶ方にはおすすめです。
→おすすめ睡眠の資格はこちら