睡眠改善インストラクターの難易度ってどれくらい?


日本睡眠改善協議会が実施している睡眠改善インストラクター。眠くなるから眠るではなく、どうして眠くなるのかや動物との睡眠時間の違いなど、睡眠に関する正しい知識が試験では問われます。

金縛りや夢、嗜好品から受ける影響といった、興味の抱きやすい問題もあります。しかし、覚醒水準と脳波活動、睡眠と温熱環境、居眠りの発生予測などの科学的根拠に基づく問題も少なくありませんので、軽い気持ちでは合格できません。

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インストラクターという、人にアドバイスを与える役割を担っているのですから、睡眠相談も出題範囲に入っています。それでは睡眠改善インストラクターの難易度は高いのでしょうか?

睡眠改善インストラクターの難易度について

まず試験を受けるためには、3日間行われる育成講座に参加する必要があります。講座カリキュラムは、睡眠改善学総論や睡眠中の生命現象、睡眠と生体リズム、睡眠環境、子どもと睡眠、社会と睡眠、睡眠障害、睡眠改善技術、睡眠相談、評価技術です。

日本睡眠改善協議会における睡眠改善インストラクターの位置づけは、初級指導員です。インストラクターの上には、中級指導者や上級指導者があります。また育成講座は認定費用を含めて13万円かかりますので、金額及び初級という等級を考慮に入れれば、難易度は低いように思えるはずです。

合格率は公に発表されていないため、詳細は不明となります。しかし、過去の参加者が投稿した意見をまとめると、難易度はそれなりに高いです。出題範囲は全て睡眠と関連する分野となりますが、授業内容は9つのプログラムに分かれています。各々のプログラムは更に枝分かれしていきますので、3日間で完全にマスターすることは厳しいとも言えます。

一般的に初級と言われる等級は、正誤や択一式を採用しています。ところが睡眠改善インストラクターの認定試験は、筆記試験です。3日間きちんと出席し、本人なりに勉強をしたつもりであっても、全く手応えなく試験を終えている人もいらっしゃいます。
情報収集した限り、手応えなかったとブログやホームページに綴っている人は、ことごとく落ちています。中でも、時間が足りなかったと答えている人が多いです。つまり認定試験そのものの難易度は、かなり高いと判断できます。

ただし不合格となりましても、追試という形でレポートを提出すれば認定は受けられます。レポート提出でも切られてしまうと、改めて育成講座に参加しなければ、睡眠改善インストラクターとはなれません。上位等級があるから睡眠改善インストラクター試験は簡単だろう、と安心していると足元をすくわれます。

無事1発合格を果たすためにも、事前に配布されるテキスト及び副読本を読んでおきましょう。あまりにも心配なら、参加検討段階で一読することをお勧めします。睡眠改善インストラクターに求められる情報量、大よその難易度が分かります。
テキストは基礎講座・睡眠改善学、副読本は快適睡眠のすすめ、応用講座・睡眠改善学です。どれもネットショップ上から購入できます。


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