市販で購入できる睡眠薬3選について
購入者が多く、数ある市販睡眠薬の中でも1番知名度が高い商品、それがエスエス製薬のドリエルです。青いパッケージに猫が描かれており、寝つきが悪い・眠りが浅い人を対象にしています。容量は6錠と12錠の2通りです。初めてドリエルを購入するなら、効き目や副作用も分からないでしょう。その点、容量が少ない6錠タイプを発売している点は、消費者目線であり素晴らしい配慮だと言えます。定価はそれぞれ1,080円、2,052円です。
ドリエルが選ばれている理由には、主成分・ジフェンヒドラミン塩酸塩、30分から1時間後には眠気が始まるという点が挙げられます。副作用の心配があるベンゾジアゼピン系睡眠薬ではないため、睡眠薬としては安全性が高い商品です。眠くなる仕組み、睡眠を促す有効成分は、市販の風邪薬とほぼ一緒です。
もちろん副作用が全く起こらないわけではありませんので、体調変化が起これば即座に服用を中止してください。
2品目は伊丹製薬のウットです。見慣れない会社かもしれませんが、滋養強壮剤や胃腸薬、皮膚薬、ビタミン剤、健康食品などを扱っている会社です。紫色をしたパッケージには、ストレス・イライラ・ドキドキ・リラックスなどのキーワードが記載されています。
睡眠薬特化ではなく、鎮痛剤や緊張緩和、あがり症対策などにも期待できます。成分は、ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素、ジフェンヒドラミン塩酸塩です。活発化してしまった脳の働きを鎮静化する働きがありますので、不安感やストレスが原因の不眠症状ならば、気分が落ち着きスムーズに寝付けます。
1箱12錠入り、服用は1日1錠から3錠、定価810円です。持続時間は約5時間となります。
最後、3品目はゼリア新薬のアンミナイトです。睡眠薬としては珍しく、錠剤タイプではないドリンクタイプです。ぱっと見は滋養強壮剤のようなデザインをしていますが、パッケージには人の眠る姿が描かれています。ドリンクタイプですので1回飲み切り、服用時の抵抗を抑えるためにアセロラ風味に仕上がっています。ノンシュガーだから低カロリーといった特徴を有しています。定価380円、1瓶380ml、成分はジフェンヒドラミン塩酸塩です。
今回取り上げました3つの市販睡眠薬は、一時的な不眠症状を緩和するための物です。症状が1か月以上継続して起こっている場合、服用しても商品に備わっている効果・効能に期待できません。物足りなさを感じるかもしれませんが、それが市販で購入できる睡眠薬の定めです。
効果を得ようと通常より多くの量を摂取すれば、かえって眠れなくなる恐れがありますので、無理をせず病院へ行きましょう。
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