掛け布団や敷き布団、枕、マットレス、パジャマと寝具の種類はいくつかありますが、夏の寝苦しさを悪化させる主な原因は布団です。中に入った直後は布団も涼しいと感じるでしょう。ところが10分20分と経過していく内に、布団の中が異常に暑苦しいと思うようになります。理由は、保温性の高い素材を使用しているからです。
寝苦しい夏を乗りきる、快適寝具について
快適さを求めているなら、吸湿性と発散性、通気性に優れた布団を選ばなければいけません。肌触りも考慮に入れると、麻素材が最適です。これは掛け布団だけでなく、布団シーツについても同じです。1年中ずっと同じ布団を使用している方もいらっしゃいますが、季節に応じて布団は使い分けるべきなのです。
さて、外気温が高いので、布団なんてかけていられないという人もいるでしょう。お腹を冷やさないために、タオルケットを使っているかもしれません。タオルケットも役割は掛け布団と同じですので、吸湿性や発散性に注目しなくては駄目です。そこで人気の快適寝具が綿のタオルケットです。肌触りが良く、放湿性も十分なため、子供から大人まで夏用の寝具としてお使い頂けます。
熱がこもると言えば、枕も決して例外ではありません。室内温度が上昇し、体温が上がれば頭部付近も熱を帯びてきます。あまりの暑苦しさに枕から頭をズラしてしまえば、呼吸量が減ります。呼吸量の低下は寝苦しさを悪化させ、睡眠の質を落とします。睡眠中、無意識の内に体をあちこち動かせば、肩が凝ってしまいます。昔ながらのそば殻枕や樹脂のストロー枕なら、素材内部に熱が留まらず発散されますので、頭部の温度調節にもピッタリです。
布団・タオルケット・枕の3つを紹介しましたが、どれも昔から存在する商品です。ちょっとした素材の違いにより、体感温度が下げられるという話でした。それでは、ここから猛暑対策により誕生した、画期的な快適寝具を2つ紹介していきます。
1つ目は、ジェルを使った冷却マットです。大きさは通常のマットレスと同じなのですが、特殊冷却ジェルがマットの中に入っているため、そこに寝るだけで体感温度を下げられます。7度近くまで体感温度を下げられる商品も販売されており、朝までひんやり効果は続きます。冷蔵庫で凍らせるなどの手間も不要ですので、ちょっとした昼寝にも使用できます。
2つ目は、冷却枕パッドです。枕カバーと同じような感覚でパッドをかぶせれば、特殊素材の働きにより清涼感を堪能できます。パッド素材はナイロン繊維やレーヨンなどです。寝苦しい夏の定番商品となりつつありますので、カラーやデザインも増えています。女性向けの可愛らしい柄物も発売されており、機能性とデザイン性を有した快適寝具です。
睡眠のおすすめ資格
formieの睡眠コンサルタントは初心者向けに網羅された内容をスマホで学習できるので、初めて睡眠について学ぶ方にはおすすめです。
→おすすめ睡眠の資格はこちら