病気を患っているわけでもないのに、睡眠中に喉がカラカラする。もしかしたら喉の渇きにより、睡眠途中で目を覚ます人もいるかもしれません。
睡眠中の喉の乾燥を予防する、3つの対策方法について
お金がかからない簡単な乾燥防止対策は、起きている間のこまめな水分補給です。
1日にどれくらいの水分を補給していますでしょうか?人間が1日に必要とする水分量は、体重×50mlで計算できます。体重50㎏の人は、2.5Lの水を飲まないと水分不足となります。ただし、食事からも水分は摂取しています。食べる量や回数によっても変わりますが、1日の食事から摂取できる水分量は1Lから1.5Lです。この数字を差し引けば、どれほどの水を飲めば良いのかが分かるでしょう。
気を付けるべきは、飲むのは水であることです。コーヒーや紅茶、緑茶で済まそうとした人は注意しましょう。お茶類には総じてカフェインという物質が含まれています。カフェインを体内に摂り入れると、利尿作用が働きます。せっかく水分を補給しても、排泄物となり体内から出て行ってしまうのです。
水道水やミネラルウォーターを飲む習慣がないと、1日1Lから1.5Lの飲用は難しいと思うでしょう。そんな事はありません。起床してから家を出るまでに300ml、帰宅するまでに500ml、入浴後に300ml、就寝前に200ml飲むだけでも合計1.3Lとなります。意識すれば案外簡単なものです。
2つ目の乾燥対策ですが、前述した利尿作用のある飲み物を睡眠前には摂取しないようにしてください。お茶類にはクロロゲン酸やタンニンが含まれています。お茶の渋味成分とも言われる物質なのですが、摂取すると唾液の分泌量が抑制されます。
またアルコールもNGです。お酒を飲むと体内では代謝が始まり、代謝の過程では水分が必要となるからです。アルコール類にも利尿作用がありますので、寝酒の頻度や量を減らすように心掛けてください。
そして、部屋が乾燥している恐れは考えられませんか?室内で快適に過ごせる湿度は50%前後となります。この数値を大きく上回れば、じめじめと暑く感じます。下回ると室内は乾燥状態に突入し、何時間も過ごしていると喉がイガイガしていきます。
空気が乾燥したまま布団の中に入り寝れば、何時間も乾いた空気を吸わなくてはいけません。鼻腔が狭い人や睡眠時無呼吸症候群の人は、口呼吸をしやすいため喉が余計に乾きます。鼻腔に問題があればレーザー手術を受け、無呼吸症候群ならダイエットや睡眠外来をすると予防できます。
100円ショップなどで湿度計を購入すれば、気になった時に部屋の乾燥具合が分かります。手術やダイエットが嫌なら、加湿器を購入して稼働させましょう。手軽に対策を講じたい場合は、洗濯した衣類の部屋干し、入浴後にお風呂のドアを開けておくだけでも効果的です
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